2011年7月30日 (土)

Unexpected Things Happen When You Are Ready

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自分の手帳を適当にぱらっとめくって、開いたのは2月23日のページ。
手帳によると、今の仕事に区切りをつける時期をどうもこの日、決めたらしい。
“クオリティ”の言葉に赤線が。
「自分らしさ、クオリティ、知識と経験のアプライ」について。

今でもそうだけれど、ずっと、「自分らしさ」を出すにはどうしたらいいのだろう、
私は何がしたいのだろう?と何年も、何年もずーっと自問自答してきました。
2007年の6月にアルコトを決め、それを軸に置き始めてからは、その意味を考えて、
模索して、再思考して、行動して、チャレンジしての日々でした。
常にアンテナをはっていたし、起こったことに対していちいち意味づけをして、
興味があることには何でも関わってみて、道草もして、引き出しも増えて、
この4年間はそれが自分にとって最も優先してきたことで、エネルギーを注いできたことで、
安定という言葉は最も魅力的ではない言葉のひとつでした。
変化をとても求めていたし、多分、成長したかったのだろうとも思います。

2005年に一度大きな転機が訪れたとき、負けてしまいそうなくらいどん底だった私は、
これから自分は変わる気がすると手帳に綴り、そしてそうでないといけないと思い
頭のスイッチを切り替えて、その時の気持ちを手放した。
あの時、安定の枠から抜け出して冒険を始めた自分は、ストラグルの連続で、
荷物を背負い込んだりもしましたが、最近はそれらをひとつづつ降ろせるようになり、
よりシンプルに気負いない生き方を選べるようになってきました。
別にもういいのだな、と思えた瞬間があって、頑張ることから卒業した。

30代とはそういうものなのかもしれない。40代はもっと楽なのかもしれない。
少し寂しいけれど。

最近気付かされたのは、自分にとってのプライオリティは、幸せを感じること、
幸福感と自分らしさ。
その幸福感のディフィ二ションも自分なりにクリアーになってきて、コトンと落ちる。
ブログのタイトルにある、小確幸。私はそれで良いようです。
もう何年も前から実は無意識の自分は知っていたことでした。

あの4年間があったから、そして節目、節目に素敵な縁に恵まれ、良い輪をもつことができたから。
2月23日の日記から得る今の私へ。

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2011年6月27日 (月)

Re-generating Our Soil

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土を再生させる。
地球にとっての最高の資源とは?

上を向いて急ぎ足に進む私たち、そこに何をみつけたのか考えてみたら
slow downして、いま私たちは地面に目を落としてみたい。
そして視点は100年後の私たちからみる今の私たち。
落ち葉や木、草、生き物などの有機物、それが資産となって100年後が変わる。

いま、私が最も影響を受けている、土の研究をされている「100年後の地球をデザインする農業
の西山雄太さんの土についてのワークショップに参加してきました。
お料理や食に関わる私にとって、安心で美味しい食材に目を向けることはあっても
“土”までは、なかなかリンクしにくかった。
けれど、いかに私たちにとって身近で不可欠で、そして食や地球環境にとって
大きなキーワードなのか、目を開かせてもらっています。

私のつたない説明より、彼のサイトにいって記事を読んでもらったほうが分かりやすいのですが、
少し自分の頭を整理してみます。


自然の営みでは、100年で1cmしか土は作られないそうです。
今の私たちは、銀行残高100年を削っているような感じなのだと言われイマジネーションできる。
それを消費すれば残高が減るわけで、土壌の劣化がこのまま進めばどうなるかはオビエスで。
未来(の私たち)に負債を残さない為にも、私たちが今やっていきたいことは?

持続可能にする。何かをリプレースとして消費するのではなく、
今ある資源を最大に生かして最高にする暮らし。

先日のカルターニャ国際賞で村上春樹がフレーズした、「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たち。
私たちのエゴによって、切り離れていった自然のリズムに則さない暮らしだったり、
消費主義で富を追求して満足する私たちだったり。

You are what you eat
食は人なり
医食同源
ことわざから分かるように、食と体(健康)はイコールの関係なわけで、
食は私たちの健康に、健康は私たちが食べるものと繋がっているわけです。

どのような質のものを食べれば、どのような質の私たち(身体)になるのか?
そして、それを掘り下げれば、その質はどこでどのように作られ、何故そうなるのか。
例えば野菜の味が昔と違うとか、質の良いオーガニック野菜は味が濃いとか。
味の違いは何故出るのだろう?
その違いが、栄養素に関わってくるだろうコトは少し考えればわかることだと思う。

お話の中で、今の農法のあり方についても触れられていました。
窒素、リン、カリ、
この三大栄養素だけが絶対栄養素となっている今の日本の農業の現状をピックアップして、
バランスについてフォーカスがありました。
その栄養素を与えることによって、形として野菜は実る。
けれど、野菜本来の栄養バランスはどうなるのだろう。どう変化しているのだろう。
そして、それを食べる私たちにどう作用するのだろう。

実際、例え有機農法であっても、その三大栄養素を大量に入れている作物は酸化しやすく、
傷みが早いそうです。(栽培方法や手入れにもよる)
そういえば、先週の奇跡のりんごの木村さんの講演でもふれられていたことでした。

また、オーガニックと慣行農によって取れる作物の栄養素の一覧をみても、その違いは歴然でした。

テラプレタという奇跡の土のお話も出てきましたが、私たちが身近に出来ることのひとつとして、
資源を土にかえていくことでお話はサマリーとなり、例えば、償却処分される落ち葉や草木は、
そこにいる微生物によって3ヶ月くらいで(大きさ、種類による)分解され土に戻っていくそうです。
土の再生です。

山の草木はもちろん、私たちの暮らしの隣にある草木も一緒。
木があったら、草木をベッドにしてみたり、落ち葉や草木を盛っておいたり、
そういうことなら私たちにも出来る地球に貯金する暮らし。皆でお金持ちになりましょ!

植物が健康になれば人間も動物も健康になる。
健康な土=健康的な食べ物=健康な人間
このシンプルな方程式を私も頭に入れておこうと思いました。

ちなみに、WSの場所となったカフェは、メインが夜オープンの雰囲気の良い
相生のブックカフェ「トキシラズ」さんでした。
トーンダウンの空間で、リラックスした時間を過ごせました。
WSに参加されていた方々とも新しい繋がりが出来て、またまたハッピーな一日となりました。

Thanks for having the great workshop!

(画像はメルボルン郊外のパッフィングビリーの車窓から)

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2011年6月11日 (土)

私たちが考えること

報道ではあがってこないけれど、今、日本で遺伝子組み換え作物が認可されようとしています。
遺伝子組み換えとは、品種改良とはわけが違います。

私が、はじめてGMOのことを知ったのは大学の時。
サイエンスの授業でGM Foodsがテーマのアーギュメントエッセイの課題が出され、
本やアーティクルを読んだことによってです。
その頃は、食と環境は繋がらないフィールドで、環境問題は正直、遠い世界の出来事でした。

それでも、やはりその時、私は"No"という議論に落ち着いたように思う。
やっぱり大きかったのは、三つ目の蝶の話を知ったことで、その頃一緒に住んでいたシェアメイト
とあれこれ討論したように記憶しています。

食糧危機問題への対策、害虫に強い作物作り、低コスト、効率性、
YesとNo、裏と表。
だけど、それは本当に裏と表なのかな。

放射能問題によって、私たちの暮らしはいかに情報操作の上に成り立っているのか
ということに私たちは気づいてきている。

食、日本の農業、植物の生態系に影響を及ぼすだろうこのニュースについて、
私たちは原発の問題と並行して考えて意見を持ちたい。
だって、これは私たちの問題で未来に繋がっていくことだから。


遺伝子組み換え農作物について
遺伝子組み換え農作物
農林水産省HPより

農林水産省 遺伝子組み換え作物 パブリックコメント
https://www.contact.maff.go.jp/maff/form/b3da.html

6月21日締切です。


震災から3カ月経って、脱原発、自然エネルギーと人々の意識は高まってきている
けれど、関西に住んでいるからなのかな、広く見るとやはり、それはまだまだ他人事、
誰かが(政府が)どうにかしてくれること、としての意識を持つ人が圧倒的に多いと思う。

私たちを取り巻く問題に対してアンテナを巡らせ、受け身ではなく、知ろうとすること。
考えてみること、そしてそれに対して自分なりのyesとnoを持つというコト。
それがいかに大切なコトなのかということを、村上春樹のカルターニャ国際賞での
受賞スピーチで私は考える。

我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。」
原発に疑問をもつ人々は、「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られてきたけれど、
結局のところ、原子力発電の推進、「現実性」は、表面的な便宜であって、理論のすり
替えであったということ。

私たちが、一貫して求めていた平和で豊かな社会は、「効率」によって損なわれ、
歪められてしまった、ということ。

スピーチより抜粋
「我々は夢を見ることを恐れてはなりません。そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」
という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。
我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。
人はいつか死んで、消えていきます。しかしhumanityは残ります。
それはいつまでも受け継がれていくものです。
我々はまず、その力を信じるものでなくてはなりません。」


今日は、脱原発を求める100万人アクションの日です!
(わたしは1日学校なのだけど・・・)
メルボルンでも行われるそうです。
そういう日があることを知り、気持ちを寄り添うだけでも、それもある意味アクション。

メルボルンに住む友人のブログ、「さすてな」より原発勉強会のまとめもリンクします。

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2011年6月 1日 (水)

アースディ神戸と多様性 Part II

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この日は、イベントの企画のひとつ、アースフードカフェという食に関心を持っている
人たちの交流会もあり、友達二人と参加しました。
企画した主催者の酒井さんや安藤さん、丹波で有機農業を営む
井上農園さん、カフェスローのヴィーガン料理人、藤丸さんの食や環境への熱い思いに触れて、
良い刺激を頂き、参加した皆さんの持つ個性が興味深かった。
カフェスローさんが用意してくれていた、オーガニックコーヒーとヴィーガンスイーツを
頂きながらお話を聞き、参加者の食への関心のきっかけなどを自己紹介で聞いて、
同じような価値観をもつ人々と交流できる場に参加できたことは貴重な経験でした。
自分の周りでみると、同じような意識の人たちはたくさんいるけれど、世間一般でみると
やはり少数派で、普段の生活で食の話などを深く話せる人は限られているから、
こういう場で輪が広がるのはとてもうれしいことでした。

スイーツも素材にこだわっていて、チョコレートケーキがぎゅっと濃くて美味しかった。


その夜から朝にかけては、色んなことが頭を巡って目が冴えて眠れなかった。
今ゆっくりと消化してみると、多様性という事を思う。

多様性(ダイバーシティ)は日本に帰ってきてからの最大の関心ごとのひとつで、
今の日本にとって、ここに色んなヒントが詰まっているのではと考えることがある。
世界をみることが全てではないけれど、日本はどちらかというと内へ内へというエネルギーで、
自分たちが生む固定概念で風通しの悪い社会となっているように感じることがあるから。
私がオーストラリアの大学で多文化教育を学んでいた時の、Different people learn differently
(人が異なれば学び方も異なる)というフレーズが今でも印象に残っている。
だからアプローチにも多様性が必要だったし、違いをリスペクト(尊重)した。
教育というベースの部分がそれだったし、違うということはすばらしい、というくらいの意識が
国民に根付いていたと思う。

人は違うのだということ、そこに調和と尊重が欲しいなと思う。
偏見をもったり対立するのではなく一旦受け止めてみる。
そういう意味で、ここは世間一般でみると少数派のグループなのだろうけど、
多様性と共存する視野があり、意思と個性があり、風通しのよさを感じて、
頭がぐるぐるとなったのです。

バランスという部分も考える。
ひとつの概念や一方向からの見方に縛られるのではなく、違う角度、世界にも
自分を置いてみること。
同じ価値観を共有し、居心地の良い人たちと繋がっていくことは難しくない、
アンテナさえ張っていれば輪は広がるし、心地よくて楽しい。
食や環境に関心、意識のベクトルが向いていない人たちにも寄り添いながら、
興味を抱く、きっかけ作りにどうやってなれるのか。
だから両側にアクセスできるような立場でもありたいなとも思う。

そして、食に対する思いを投影してみると、自然食、季節感、家庭料理という3つの柱
が改めて浮かんでくる。
マクロビオティックの東洋思想には、食をひっくるめて私の色んなキューリオシティを
満たしてくれる答えがあるのだけど、違った背景をもつ人たちとの交流会に参加して、
食というものは色んなところと繋がっているのだなと改めて思いました。

また、こういう機会があれば参加して、色んなコト吸収していきたいな。

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2011年5月29日 (日)

無双原理 マクロビオティックと砂糖

昨年の6月、病み上がりで自宅療養中、これ幸いにマクロビオティックについて
勉強し直していました。

マクロで砂糖はダメって何故なんだろうと詳しく知りたくて、調べているうちに、
いつか役に立つだろうと、その時、目的なくまとめていた物をアップです。

小難しい話も出てきて、マクロビオティックってややこしい・・・
と思われるかなと躊躇しましたが、興味のある方良かったら目を通して下さい。
科学的にみても、マクロの陰陽、なるほど、なるほど~です。

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白砂糖は、一般的にはヘルシーな扱いを受けません。そしてマクロビオティック(正食)に
おいては、調理に白砂糖を使うことをしません。それは、何故なのでしょう?
ここでは、マクロビオティックの考え方である、食物の陰陽原理(体を冷やす・温める)や
一物全体をキーワードとして見て行きます。


1.陰陽:無双原理
陰陽調和の始まりは、食養の祖、石塚左玄(1851-1909)が、当時の西洋医学では
軽視されていたミネラルのナトリウムとカリウムのバランスに注目したことにあります。
石塚は、食物の持つそれらのバランスが崩れ過ぎれば病気になるとして食養指導をしました。
そして、マクロビオティックの祖、桜沢如一(1893-1966)は、それをさらに東洋思想の易
『陰陽論』に当てはめ、発展・展開させました。
桜沢は、宇宙万物は陰と陽の二つからなっているという無双原理の理論を提唱し、
ナトリウムを陽、カリウムを陰としました。
バランスを重視するマクロビオティックでは、目指すところは中庸で、
調和のとれた状態(陰陽調和)であり、従って=人間(陽性)は、植物(陰性)を摂ることで
バランスがとれるという考え方をします。
*注(陽性・陰性は絶対的なものではなく、比べる物に応じて変化する『相対的なもの』
なので、陰陽の中にも陰陽があるという理解が必要。例:野菜(陰性)の中でも根菜類は陽性)

人間の体は、陰(カリウム):陽(ナトリウム)=1:5なので、陰陽指数では、K/Na=5が中庸、
それ以上が陰性、以下が陽性であり、玄米はK/Na=6(6:1)で中庸に近い完全食とされています。
*(陰陽とは羅針盤であり、食物をそれだけで見るのではなく、食物が持つ独自の作用も理解し、
適切な食材選びや体調にあった調理法によって、バランスと向き合う事が大切)


2.一物全体
食事を頂くという事は、食べ物の命(エネルギー)を頂くということです。
大根1本にしても根の方と葉の方では大きさも味も違います。
生物はそのもの全体によって生命バランスが保たれていて、エネルギーとしての
無駄はありません。野菜の皮も、灰汁も根でさえも大事な働きがあり、調理法によっては
灰汁も旨みに変わります。
生物全体をバランスよく頂くということは、そのものの作用や栄養をバランスよく
摂り入れることでもあります。
丸ごと命を頂くということは、体内のバランスを保つ上でも望ましいという考え方です。
(米は玄米で、野菜は皮ごと頂く為、無農薬栽培のものを食べることが大切になります)

3.砂糖の種類
二つのキーワードを理解した上で、砂糖についてもう少し掘り下げて行きます。
砂糖はサトウキビを原料としますが、その生成過程で以下のようにいくつかに分類されています。

 含蜜糖 - 黒砂糖 ・ 白下糖 ・ カソナード(赤砂糖)
 (原料の分離精製を行っていない)
 
 分蜜糖 - 粗糖 ・ 精製糖 - ザラメ糖 (例:グラニュー糖など)
                - 車 糖  (例:上白糖・三温糖など)
                - 加工糖  (例:角砂糖・氷砂糖・粉砂糖)
                - 液 糖
 その他 - 和三盆(含蜜糖の分類。手作業を主に日本の伝統的な製法で作られる。)
        
『黒砂糖』は原料のサトウキビを搾って不純物を石灰などで沈殿させ、
上澄み液を取り出し加熱しただけのもの。 
英語では、Brown Sugar(黒糖より三温糖に近い茶色), Dark Brown Sugar(より黒糖に近い)、
Molasses(黒糖と同じ色)などの名称で売られています。                    

『精製糖』はそれをさらに、何度も(6回程)精製し結晶の純度を高めたものです。
原料は同じですが、白砂糖(精製糖)はこの精製過程でビタミンやミネラルなどの
微量栄養素を失って酸性になってしまうのです。
陰・陽バランスでいうと、体を冷やす(極)陰になります。
含蜜糖の分類の黒砂糖は、糖分以外の成分も含んだ弱アルカリ性食品になり、
精製糖に比べると糖度は60%になります。


4. 白砂糖
マクロビオティックでは、化学的に精製された白砂糖は、体に必要な微量栄養素がなく、
ビタミン不足、抵抗力低下につながると考えています。
また、何によっても中和出来ない程の極陰(体を冷やす)で、心身の調和を著しく乱す
とされています。マクロビ的に詳しく見ると、

1) 極陰で酸性食品の白砂糖(動物性食品なども)は、体内の陽の要素を減らし、
身体の調和を乱し、作用として体の組織をゆるませ、細胞の破壊によって様々な病気や
疾患に繋がると考えます。
調和させようと、極陽のもの(動物性食品)でバランスを取ろうとしても、両極端の食物
(エネルギー)では、どちらも強すぎて、シーソーのように、バタバタとどちらかに傾く作用
が起こり精神や体に不調和を起こしてしまいます。

2)人間の体は、血液や体内のpH(酸・アルカリ度)を中性に近い一定の状態に保つ
仕組みがあるので、健康な人であれば、血液が酸性に傾く食品を少々多く摂っても
中和しようとする働きをします。しかし、中和の時に血中のアルカリ度が不足すれば、
体内(骨や歯を溶かし)から補充しなければならなくなり、カルシウム不足に繋がります。
また、血中が酸性状態となると、体の抵抗力を低下させ、細菌に感染しやすくなり、
病気の原因となる為、常食するには体の負担が大きいのです。
また、砂糖(ショ糖)は体内でエネルギーに変わるときにビタミンB1,B2が必要ですが、
それらの栄養素を含んでいない為、そのまま摂ると体内のB群を消費することになり、
B群欠乏症から、疲れやすくなったり、肩こりになったり、脳細胞が正常な判断が
できなくなってしまいます。

3)砂糖は、糖類の中でも米や甜菜糖などの多糖類と違って、2糖類の単糖類なので、
吸収が早いのも特徴になります。
その為、血糖値が急激に上昇し、インシュリンが大量分泌されてしまいますがまたすぐに
下がることが分っています。それが繰り返されるとインシュリンを出している膵臓が弱り、
糖尿病に繋がると言われています。


5.まとめ
人間の体内は、基本的には弱アルカリ性。
酸性の食品が大量に体内に入ると、中和する為に体内のミネラル(主にカルシウム)が
使われてしまいます。コーラ(糖分の高い清涼飲料)を飲むと、骨や歯(体内のカルシウム)
を溶かす(虫歯になる)というのは、このような理由からです。
酸性食品といえば、お肉もそうなので、何も砂糖に限ったことではないのですが、
酸性食品を大量に摂取することによって、ビタミン、ミネラルの欠乏 = 体のバランスが崩れて
欠乏症による過労、めまいや貧血、イライラなどのトラブルを引き起こす原因となります。

見方を変えると、砂糖の成分、ブドウ糖は脳のエネルギー源にもなると言われています。
消化吸収が早いということは、失われたエネルギーを回復してくれるという長所もあります。
ただ砂糖は、塩と違って大量に摂取しがちのため(500mlのジュースに含まれる砂糖は30gだそう)
簡単に摂取量をオーバーしてしまうので、意識的に気をつけないといけません。
では、砂糖に代わって使える甘味料とはどのようなものでしょうか?
マクロビオティックでは、昔ながらの自然な甘味料、精製していない黒砂糖(一物全体)、
甜菜糖・米飴・メープルシロップ(陰陽調和)などが推薦されています。
ただ、これらも陰性に傾いていることには変わりはないので、控えめに摂取しなければなりません。

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2011年5月26日 (木)

塩と玄米と味噌汁

3.11以降人災によってもたらされた二次災害の被害の大きさは計り知れない。
原発問題に限ったことではないけれど、それは誰かの問題ではなく、政府や関係者に
一任して受身でいるようなことでもない。
そして放射能問題は、便利さと利益追求による結果の一つであって、氷山の一角だと思う。
近代的で平和であるはずの日本が抱えてしまった問題は信じられないくらい重い。

友人のブログ、サステナの記事にあった放射能対策について、
私が情報として知る、食と暮らしの知恵のサイドから見た対策についてまとめてみました。

(注:以下、長いです)


食物の総合力を知る、有名な話です。
長崎の原爆投下直後から治療に活躍した秋月辰一郎博士は、当時爆心地から
1.8kmの病院に勤務していました。この時、病院関係者、患者、そして博士自ら
全員が被爆しましたが、原爆病の発症はほとんど見られませんでした。
その原因のひとつが、博士が毎日食べさせた玄米と海草の入った濃い味噌汁です。
博士は塩辛い味噌汁を食べさせ、砂糖などの甘いものは絶対に食べないように
指示したとあります。玄米に海草に味噌汁??被爆とどういった関係があるのだろうか・・・。
それは、玄米、発酵食品である味噌、海藻類という日本の伝統食をとることで
体内の毒物(放射能物質)を排出することができたということです。

記憶にまだ新しい、1986年チェルノブイリの原発事故ではこれを知るヨーロッパの
自然食愛好家によって30トンもの味噌が現地に送られ、また博士のレポート「長崎原爆記」
が英訳されヨーロッパに広まりました。

マクロビオティック的な陰陽論でみると、塩は陽性で、砂糖は極陰性という性質を持ち、
博士はこの時陽性よりの食事を指導しています。
陽性は「温める、締める、固める」など収縮・求心性の性質を持っていて、
陰性は「冷やす、ゆるめる、溶かす」など、広がっていこうとする性質があります。
放射性物質は極陰性で、強い膨張、拡散の作用があり、それによる病症は皮膚が溶ける、
髪が抜ける、赤血球や免疫細胞が溶けることによる白血病など陰性症状で、
極陰性である砂糖を摂るというのは危険なことであると分かります。

海水を煮詰めて作った良い塩気をしっかりと補給して体をブロックし、排泄力のある
アミノ酸やクエン酸を摂り体内被曝を流す。
伝統製法の味噌や梅干し、醤油や漬物といった発酵食品には、塩気、アミノ酸、
クエン酸が含まれる為、これは理にかなった対処法と知ることができます。
実際、味噌のピコリン酸には放射性物質を排泄する働きが強いことが報告されているそうです。
また、海草に含まれるヨードは甲状腺に蓄積される放射線の害から身を守ることや、
玄米に含まれるフィチン酸には高い浄化作用があり体内被曝に有効とも言われています。

秋月博士は著書「体内と食物」の中でこう言われています。
“私たちの病院は、長崎市の味噌・醤油の倉庫にもなっていた。玄米と味噌は豊富であった。
さらにわかめもたくさん保存していたのである。~ いわゆる原爆症が出ないのは、
その原因の一つは、「わかめの味噌汁」であったと私は確信している。
~私は科学的にその力があると信じている。”(秋月辰一郎著「体質と食物」より)

秋月博士の言葉を借りると、
“日本人にとって、味噌は特に良質の油脂とミネラルの供給源であるから、
私たちの放射能の害を一部防禦してくれたのである。”(秋月辰一郎著「体質と食物」より)

食が健・不健のカギと成り得るのは、
“薬物は上、中、下と分れたる。下薬とは服用すると、立ち所に効果のあるような薬物であるが、
副作用があるものである。中薬というのは、効果はあるが、連用していると身体に害が
出てくるものである。上薬とは、長く続けても、害の出て来ない、ますます身体の良くなる
薬物のことである。~ 味噌は  上薬に類するものとさえ考える。”(秋月辰一郎著「体質と食物」より)

秋月博士の言葉や長崎の原爆から私たちは食物の持つ総合力について学び知ります。
そして、伝統には伝統の意味があることを考えます。
健やかに生きていく為の知恵が詰まった伝統食をいま一度見直して、
食物の総合力を信じてみても良いのではないでしょうか。

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2011年4月14日 (木)

桜と思い

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昔読んだ、村上春樹のエッセイに人の生涯が四季の中にあるならば、

春 - 誕生、そして思春期を過ごし
夏 - 成人し、人生の過渡期があり
秋 - 実りをつけ、しっとりと人生を深めていき
冬 - 来る終盤に向けて時を静かに過ごし
春 - 次の春を迎え、鼻歌と共に(とは著者は言ってないけど)人生の幕を閉じる。

というような巡り合わせが良いな、みたいなことがあったと思いだす。
私も、それがいい。

春は始まりと終わりの季節なのかな。
今年に入ってから春に向けて、心情と環境の変化が著しくて(え?相変わらず?)
私はジェットコースターに乗っていて、物事は急ピッチで流れてきて、それを拾い
損ねないように、手をパッパと振りかざすような、そんな日々。slow downしたい。

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桜が美しい。

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姫路城の桜は華やかに映って、
神戸へ向かう車窓からみた桜景色は一瞬でも目に焼きつく。
私は、ほんとーうに、桜が好きだと毎日思う。


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こちらも桜
2回目の試作、桜の米粉ケーキ(マクロビ)です。
桜のリーフと小豆入りです。
友人のお見舞い用に焼きました。これと、漫画何冊かもって。
「退院したら、その漫画貸してね~、私も読みたいの買ったから。」
山登りの好きな彼にとっては、今年桜が見れないの、残念だろうなぁ。


ここ数日、メルボルンの仲間たちから転送されてくるメールを読む。
東京では若者たちによる、大規模な反原発デモ行進があった。
私たちはいま、地球規模の大きな問題に向かい合い、受け止め、考え、語り、行動する。

高度経済成長があり、上の世代の大人たちからは物質的な豊かさと便利な世の中を
与えてもらった。それはすばらしく豊かで、彼らの努力の賜物であったのだろうけど、
あまりにも感覚が麻痺してしまった。エゴの塊になった。

豊かさの基準って何だろう、何だったのだろう。

私は、最近になって地震が起きたことに対して、”意味づけ”することに少なからず
抵抗をもつようになってきていて。
いや、多分、そこには意味があるのだろうけど、私は何故かそれをオープンに
言えない気持ちになる。
だって、その意味って、それは私たちだって加害者なのに、そんなに簡単に口にできない。
テレビから流れるあの映像と、人々の落胆した表情、頑張ろうとする健気な姿。

あれは、私だったかもしれない。
家族だったかもしれない。
何もかも失っていたのは私かもしれない。

地震が起こってから、あまりにも色んな事が頭を巡り過ぎて・・・
上手く言葉に出来なくて、やっとメールに返信できました。


 「・・・・・・・・・・・地震に関しては、こう考えてみたりもします。
 物事は時として、意味がなく理不尽に降りかかるコトもあるのかもしれない。
 (意味があるとすると、何故それは、そのタイミングで、そこに起きたのか。
 たまたまそこに住み、その時間にそこにいた、あるグループの人々に重くのしかかったのか。
 それは、被災した方々にすれば、全く理不尽に過ぎないことだと思うんです。)

 そこに意味付けをして(気付き)、初めてその出来事は意味を持ち始める。
 そういうこともあるのではないかなあと思ってみたりします。
 そうみた時、私たちは、そこに私達なりの意味付をし、それを社会に投影してみたり、
 個人を振り返ってみたり、何かの教訓としてみたり。
 だから、理由や意味はひとつではなく、アウトサイドにあるのではなく、個々の内に
 あるのかもしれないと思ったりもします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


結局、自分が何を言いたいのか、もう全然意味不明なんだけど、人々の意識は高く
なって、よりオープンになってきていると感じるこの頃。

Mさんのメールにあった
「メルボルンに戻りたい」というエゴよりも
「自分が日本のためにできる事を日本でやりたい」という思い。

私も地震があってから、ずっと考えていた。
メルボルンに戻りたい気持ちはいっぱいあるけれど、私は今日本で根をはりたい。
私が日本の為に、私たちの未来の為にできることを今ここでして、オーストラリアにも繋ぎたい。
まあ、大したことはできないんだけどね。
それでもいいんだなって思って、私は食に関わることで、私のスタイルで貢献していきたい。

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The following is the message from different aspects,
We See, Think and Act for our future.

OneLove and Peace


福島原発を廃炉にするための署名
http://fukushimahairo.web.fc2.com/
メールでの署名はこちら
http://form1.fc2.com/form/?id=645971

首相官邸へ意見を送るサイト‏
http://www.greenpeace.org/japan/ja/form/edano3/#form

JF全漁連(中央左よりメッセージ入力)
http://www.zengyoren.or.jp/

全農のサイトはこちら
http://www.zennoh.or.jp/

日本原燃(六ヶ所再処理工場とう)
http://www.jnfl.co.jp/

児童生徒の年間被曝許容量を20mSvの方針について。
http://ameblo.jp/kikunosuke18/entry-10858579229.html#cbox

文部科学省へはこちらからメール
https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry29/

そして、つぶつぶ雑穀料理のゆみこさんと歌手のよしえさんが中心のコンシャス・サイト。
「知ろう・目覚めよう・動き出そう・原発のない日本へ」
http://consciousness311.blogspot.com/

私も、ひとつずつ目を通していきます。

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2011年3月27日 (日)

Record

名古屋から、大阪への移動中です。

昨日のウェディングパーティは、ちょっとした同窓会だった。

今日は、スクールの合同講義のあと、イベントに行ってきます。
週末二日、周りから良いエナジー深呼吸。

新聞読んだり、iPhoneさわってたら時間がすぎ行く。
昔のこと、思いだしてたら、blogに投稿した
むかしの日記、"本の中の・・・"
あ、なんか響くな。

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2011年3月19日 (土)

陰陽

P1100849


先週の姫路城のお堀の側、梅の花が綺麗に咲いていました。
これも自然が育んできたもの。

この1週間で、状況が刻々と変化し、報道のスピードに上手く同調できていない。

色んな思いが湧きおこって、焦って、考えて、気付きがあった目まぐるしい1週間。
皮膚感覚としては、一体感のエネルギーを感じたりもしていました。
日本中、そして世界と、こんなにも繋がりをかんじたことはないというか。
こんな未曾有の事態なのに、パニックや暴動が起こるどころか、大きな流れとしては
前向きに進もうとしている、ポジティブな空気を読むことも多く、輪が生まれてきてたり。
国内に住む、多くの人が、それを皮膚で感じているのではないかと思います。
そして、価値観の変化が起こり始めていることとか。

日本人は、やはりスピリチュアリティが相当高いのかな。
精神性の高さ、秩序、底力。
世界でみるとき、これは本当に、本当に特殊で、すごいことで。
模範みたい。


大規模地震が起こった、
想定外の津波によって、防波堤が崩れ町が飲み込まれた、
原発という人的な2次災害が発生し、被害が尚拡大している。
いくつもの課題が一気に押し寄せる。そして人々の精神力と秩序。
政府関係者の疲労困憊する姿。コントロールされる情報。
世界が称賛する、世界が応援する、日本中が団結している。
人と人の距離をより近く感じる。

日本(人)の長所と短所。
長所が短所であり、短所が長所であり。

海外に住む皆、どう感じてる?
海外に住む皆は、海外にいるからこそ募る思いは大きいのではないかな?
すごく分かる。
メルボルンに住む友人・知人から届く、祈りのセレモニーや、追悼イベント、マーケットの情報。


日本と海外でのメディアの違い。
原発に対して、あまりにも危機感が低すぎる。
海外では、原発のことも最悪の事態について言及しているし、敏感になっている。
非難区域からは完全に離れた地域に住む海外の駐在員たちは、国外退避、もしくは西に避難。
家族は国に帰されている状況。
日本は危機感が表面化されないのは何故だろう。

友人から、メールが届きました。
広瀬隆さんのコメントの動画です。

ニュースの深層 
(3月17日 福島原発事故 メディアの報道のあり方)

是非観てみてください、違う視点からも。

危険を顧みず現地で作業を進める、50名の作業員の方々、ハイパーレスキューの消防員の方々、
自衛隊の方々、その他関係者の方々、ありがとうございます。

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2011年3月16日 (水)

いまできること

この度の地震による未曾有の現状に、被災者の方々・被災地への思いが募り、
慌て悲しむ感情もあるかと思います。

「東電や政府は何をやっているのだ!」
「何も出来ない事がもどかしい・・・。」

映像を見、情報を知り、感情的になり思わずつぶやいてしまうかもしれません。
けれど、そこからは何も生まれない。
まずは冷静になって、私たちに出来ることを身近なところから行動に移してみましょう。

今、何が起こっているのか
何故、その状況があるのか
何が求められ、出来るのか
そして、今後何が必要となっていくのか・・・。

現状を見極め、情報を読む力、
思考し、行動に移す勇気を持ちたいものです。

この度の地震では、日本人の我慢強さ、協調性、精神力の強さを全面に感じました。
けれど、我慢強さや努力は、一つ間違えると心の歪みを招く原因にもなる。

それを賛美し感心するだけではなく、今、不安と緊張状態で気を張って日々を過ごされている方々が、
気持ちをリリースした時に私たちは、それに向き合って受け止めていかなければいけないとも思います。


関西の地域でも、救援物資受付を市役所などがはじめました。
お住まいの地域の市役所HPに受付救援物資、義援金、ボランティア情報など掲載
されています。


明るい日本の未来を想像しながら、日々の暮らしの中で私たちに出来ることから始めましょう。


日本赤十字社


日本郵便


語学ボランティア関連
国際協力NGOピースウィンズジャパン
(英語以外の翻訳募集しています)

(株)アシ-マ
(オンラインツールを使った外国人被災者向け通訳)

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