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2011年6月11日 (土)

私たちが考えること

報道ではあがってこないけれど、今、日本で遺伝子組み換え作物が認可されようとしています。
遺伝子組み換えとは、品種改良とはわけが違います。

私が、はじめてGMOのことを知ったのは大学の時。
サイエンスの授業でGM Foodsがテーマのアーギュメントエッセイの課題が出され、
本やアーティクルを読んだことによってです。
その頃は、食と環境は繋がらないフィールドで、環境問題は正直、遠い世界の出来事でした。

それでも、やはりその時、私は"No"という議論に落ち着いたように思う。
やっぱり大きかったのは、三つ目の蝶の話を知ったことで、その頃一緒に住んでいたシェアメイト
とあれこれ討論したように記憶しています。

食糧危機問題への対策、害虫に強い作物作り、低コスト、効率性、
YesとNo、裏と表。
だけど、それは本当に裏と表なのかな。

放射能問題によって、私たちの暮らしはいかに情報操作の上に成り立っているのか
ということに私たちは気づいてきている。

食、日本の農業、植物の生態系に影響を及ぼすだろうこのニュースについて、
私たちは原発の問題と並行して考えて意見を持ちたい。
だって、これは私たちの問題で未来に繋がっていくことだから。


遺伝子組み換え農作物について
遺伝子組み換え農作物
農林水産省HPより

農林水産省 遺伝子組み換え作物 パブリックコメント
https://www.contact.maff.go.jp/maff/form/b3da.html

6月21日締切です。


震災から3カ月経って、脱原発、自然エネルギーと人々の意識は高まってきている
けれど、関西に住んでいるからなのかな、広く見るとやはり、それはまだまだ他人事、
誰かが(政府が)どうにかしてくれること、としての意識を持つ人が圧倒的に多いと思う。

私たちを取り巻く問題に対してアンテナを巡らせ、受け身ではなく、知ろうとすること。
考えてみること、そしてそれに対して自分なりのyesとnoを持つというコト。
それがいかに大切なコトなのかということを、村上春樹のカルターニャ国際賞での
受賞スピーチで私は考える。

我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。」
原発に疑問をもつ人々は、「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られてきたけれど、
結局のところ、原子力発電の推進、「現実性」は、表面的な便宜であって、理論のすり
替えであったということ。

私たちが、一貫して求めていた平和で豊かな社会は、「効率」によって損なわれ、
歪められてしまった、ということ。

スピーチより抜粋
「我々は夢を見ることを恐れてはなりません。そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」
という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。
我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。
人はいつか死んで、消えていきます。しかしhumanityは残ります。
それはいつまでも受け継がれていくものです。
我々はまず、その力を信じるものでなくてはなりません。」


今日は、脱原発を求める100万人アクションの日です!
(わたしは1日学校なのだけど・・・)
メルボルンでも行われるそうです。
そういう日があることを知り、気持ちを寄り添うだけでも、それもある意味アクション。

メルボルンに住む友人のブログ、「さすてな」より原発勉強会のまとめもリンクします。

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コメント

yukikoさんこんばんは。お元気ですか?

マスメディアの情報に苛立ち、ツイッターで情報を取りはじめて3ヶ月になろうとしています。
名古屋に住む幼い子供のいる妹に、新聞外の情報を知らせようとしても、彼女は聞く耳を持ちません。「週刊誌やインターネットの情報には振り回されたくない」そう言うのです。オーストラリアに住んでいる私には何も言う権利はないのか・・・という無力感。

春樹さんのスピーチ、YouTubeで聴けます。
http://youtu.be/Hxw5ONkWFuE 
http://youtu.be/_yTdiHrYid4 
彼がこう言ってくれるのを今か今かと待ってました。

投稿: yoko@paddington | 2011年6月11日 (土) 20時53分

Yokoさん、お久しぶりです!
いま、スピーチの動画みています。ありがとうございます。

twitterで情報を・・・分ります。
そこをのぞけば求める情報、言葉があり、繋がりや輪がある。
だけど、そこから戻ってくると、やはりマイノリティなんだという現実があったりです。
開いていない状態では何をなげても跳ね返ってくるだけなんですよね。無理やりぶちやぶることもしたくない。
無力感、わかります。
私はコロリと球を転がしておけば、相手がレディになった時に、その球を拾ってくれると思って割と受け身でいたりします。
ただ、家族で大切だからこそ、どうにかしたいって思う気持ちもありますよね。

スピーチを聞いていて、
”非現実的な夢想家であること”
"humanity"が特に心に残りました。
いま、気づきは確実に広がっていると感じています!

投稿: yukiko | 2011年6月12日 (日) 23時17分

上のコメントを書いたとき、春樹さんのスピーチに共感しながらも、まだ不安が付きまとっていたんです(賛否両論あるみたいで。まあいつものことかな)。
でも翌日総理と有識者オープン懇談会のネット中継を見たらすごく希望がわいて元気が出てきました。ほんとに素晴らしかったですよね。
>私はコロリと球を転がしておけば、相手がレディになった時に、その球を拾ってくれると思って割と受け身でいたりします。
心を平静に保つことなんですね。私は感情的になりやすいのでこれは学ぶべき姿勢です。ありがとう。

その後Yukikoさんのツイッターでスピーチの動画を知りました。ありがとう。しかしなんかかわいいですね。照れてしまって(何故だ?)まだ観てません。coldsweats01

投稿: yoko@paddington | 2011年6月13日 (月) 20時50分

こんにちは!Reコメント遅くなってしまいました・・・。

私も、私も!です。感情的になっちゃいますよね。
年齢と共に物事に対してはいい意味で、あまり期待を
よせることはなくなってはきましたが。なんでしょね。

スピーチの動画!わかります。
私も、見ながらなんだか照れてしまい、で、ちょっとハラハラ
としてしまい。終わったらほっとしました。
村上春樹さんは、憧れの人なんですー。

投稿: yukiko | 2011年6月20日 (月) 21時32分

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