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2011年5月26日 (木)

塩と玄米と味噌汁

3.11以降人災によってもたらされた二次災害の被害の大きさは計り知れない。
原発問題に限ったことではないけれど、それは誰かの問題ではなく、政府や関係者に
一任して受身でいるようなことでもない。
そして放射能問題は、便利さと利益追求による結果の一つであって、氷山の一角だと思う。
近代的で平和であるはずの日本が抱えてしまった問題は信じられないくらい重い。

友人のブログ、サステナの記事にあった放射能対策について、
私が情報として知る、食と暮らしの知恵のサイドから見た対策についてまとめてみました。

(注:以下、長いです)


食物の総合力を知る、有名な話です。
長崎の原爆投下直後から治療に活躍した秋月辰一郎博士は、当時爆心地から
1.8kmの病院に勤務していました。この時、病院関係者、患者、そして博士自ら
全員が被爆しましたが、原爆病の発症はほとんど見られませんでした。
その原因のひとつが、博士が毎日食べさせた玄米と海草の入った濃い味噌汁です。
博士は塩辛い味噌汁を食べさせ、砂糖などの甘いものは絶対に食べないように
指示したとあります。玄米に海草に味噌汁??被爆とどういった関係があるのだろうか・・・。
それは、玄米、発酵食品である味噌、海藻類という日本の伝統食をとることで
体内の毒物(放射能物質)を排出することができたということです。

記憶にまだ新しい、1986年チェルノブイリの原発事故ではこれを知るヨーロッパの
自然食愛好家によって30トンもの味噌が現地に送られ、また博士のレポート「長崎原爆記」
が英訳されヨーロッパに広まりました。

マクロビオティック的な陰陽論でみると、塩は陽性で、砂糖は極陰性という性質を持ち、
博士はこの時陽性よりの食事を指導しています。
陽性は「温める、締める、固める」など収縮・求心性の性質を持っていて、
陰性は「冷やす、ゆるめる、溶かす」など、広がっていこうとする性質があります。
放射性物質は極陰性で、強い膨張、拡散の作用があり、それによる病症は皮膚が溶ける、
髪が抜ける、赤血球や免疫細胞が溶けることによる白血病など陰性症状で、
極陰性である砂糖を摂るというのは危険なことであると分かります。

海水を煮詰めて作った良い塩気をしっかりと補給して体をブロックし、排泄力のある
アミノ酸やクエン酸を摂り体内被曝を流す。
伝統製法の味噌や梅干し、醤油や漬物といった発酵食品には、塩気、アミノ酸、
クエン酸が含まれる為、これは理にかなった対処法と知ることができます。
実際、味噌のピコリン酸には放射性物質を排泄する働きが強いことが報告されているそうです。
また、海草に含まれるヨードは甲状腺に蓄積される放射線の害から身を守ることや、
玄米に含まれるフィチン酸には高い浄化作用があり体内被曝に有効とも言われています。

秋月博士は著書「体内と食物」の中でこう言われています。
“私たちの病院は、長崎市の味噌・醤油の倉庫にもなっていた。玄米と味噌は豊富であった。
さらにわかめもたくさん保存していたのである。~ いわゆる原爆症が出ないのは、
その原因の一つは、「わかめの味噌汁」であったと私は確信している。
~私は科学的にその力があると信じている。”(秋月辰一郎著「体質と食物」より)

秋月博士の言葉を借りると、
“日本人にとって、味噌は特に良質の油脂とミネラルの供給源であるから、
私たちの放射能の害を一部防禦してくれたのである。”(秋月辰一郎著「体質と食物」より)

食が健・不健のカギと成り得るのは、
“薬物は上、中、下と分れたる。下薬とは服用すると、立ち所に効果のあるような薬物であるが、
副作用があるものである。中薬というのは、効果はあるが、連用していると身体に害が
出てくるものである。上薬とは、長く続けても、害の出て来ない、ますます身体の良くなる
薬物のことである。~ 味噌は  上薬に類するものとさえ考える。”(秋月辰一郎著「体質と食物」より)

秋月博士の言葉や長崎の原爆から私たちは食物の持つ総合力について学び知ります。
そして、伝統には伝統の意味があることを考えます。
健やかに生きていく為の知恵が詰まった伝統食をいま一度見直して、
食物の総合力を信じてみても良いのではないでしょうか。

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コメント

勉強になるわー!!
放射線物質が極陰性なのかー。だから、塩とか味噌なのね。
陽性ということでは、たんぽぽコーヒーとかもええんかな。
なんとなーくおいしい塩を見ると、惹き付けられて行く感があるねんけど、
冬やからかな?

投稿: ponzu | 2011年5月27日 (金) 07時30分

watashi mo benkyo ni natta!!!
itsumo blog tanoshimi ni shitemasu.
tanpopo coffee, konaida nihon de kattekitayo. Junyu youni.
ashita Akko chan to ninpu lunch itte kimasu.

投稿: tamap | 2011年5月27日 (金) 08時46分

とても、面白かったです!
陰陽五行、食べ物の世界もこれから勉強なのですが、
今からわくわくしてきました。^^

投稿: めぐり | 2011年5月27日 (金) 14時42分

陽性食とトップメディスン。分かった。ありがとう。(<Kさん風)

最近、マクロビの本(くしさん著)が回ってきて、
第一章「宇宙の仕組み」で、最後は「世界平和」。最高。
くしさん、めっちゃ飛んでる。リスペクト(<ブルノ風)

投稿: okimaki | 2011年5月27日 (金) 16時53分

何かの本(マクロビORつぶつぶOR雑誌)で、
酸性=陰性
中性=中庸
アルカリ性=陽性
と、書かれてて。
日常の汚れは=酸性で、アルカリ性の石鹸や重曹
塩で、中和してお掃除します。
体も酸性に傾くと、病気になるので(体内のお掃除します)
アルカリ性食品=塩、海草etc…で中和して中庸にします。
酸性の食べ物=動物性タンパク質、科学製品、薬(合成サプリメント)
        砂糖、放射性物質etc…
とありました。
日本の伝統食って、すごいね~。
(ちなみに、玄米=中性 だそうです)


投稿: tomo | 2011年5月28日 (土) 10時03分

>Ponzuちゃん
うん、なるほどなるほど~やよねぇ。
陰陽論で言うと、たんぽぽ珈琲もいいんかな。
栄養バランスとか陰陽論とかややこしいコト多いけど、
ようは季節と中庸を保つことを意識すれば良いのか・・・と。
冬はやっぱり塩分とか、味噌や醤油系や煮込みが恋しく
なるね☆

投稿: | 2011年5月29日 (日) 11時14分

>tamapちゃん

お久しぶり~。体調はどう?
うんうん、姉からランチ会のこと聞いたよ!
周りに同じ時期、しかも日本人で妊婦さんがいて心強いね。
寒いやろうけど、冷えには気を付けてランチ楽しんでね~。
ちなみに、姉はめーっちゃ話しかけよるわ。ベイビーに!・笑

投稿: yukiko | 2011年5月29日 (日) 11時19分

>めぐりさん

陰陽五行、面白いですよね☆
奥が深く、神秘的で学んでも学んでも発見がありそうです。
食や陰陽五行のお話、またシェアさせてくださいねー!
私もこれから更に吸収していきたいです。

投稿: yukiko | 2011年5月29日 (日) 11時22分

>makiちゃん

Kさん風って!ふきだしてしまった~・笑
そうだね、マクロビが目指すところは世界平和で(戦闘番組みたい)
食を通じて、それをしようとした画期的な社会運動で、目から
ウロコがありすぎて、ウロコぽろぽろ。
めっちゃ飛んでるよね。マクロで出会う人たちも飛んでる人多くて
刺激になる☆

投稿: yukiko | 2011年5月29日 (日) 11時27分

>tomokoちゃん

さすが~!
本当、そうなのよ。私がマクロに魅かれる最大はここなんだ。
伝統や知恵、そういうのの宝庫なのよ。ドキドキする。
tomokoちゃんが触れてくれたので、去年私がまとめた事、
ブログにアップすることにしたよ。ありがとう!
近かったら色々勉強会できるのにな~。また色々教えてね。

投稿: yukiko | 2011年5月29日 (日) 11時31分

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