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2010年5月 3日 (月)

料理本

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食関連の本やテキストを読んだり、眺めたり、ノートにまとめたり・・・。

最近感銘を受けた本2冊、図書館でたまたま借りた本です。
料理研究家辰巳芳子さんの
『この国を守りたい』 ~ 彼女が勧める確かな味と作り手を紹介する食ガイド。
『慎みを食卓に』 ~ レシピ本。四季折々に食す旬料理は当然、身土不仁に通ずる。
風土的食仕事な本です。

本物を見極め、本物を食し、本物を守り、本物を伝え残していく。

”食育”だとか、”自然食”だとか、”エコ”だとか、そういうテーマを掲げなくてもいいし、
難しくアカデミックに言葉を並べなくても本を開いたら全部そこにあるなと思って、
こういうのっていいなと思う。

食べること、その意味が随所にあるのでした。


『食の窓は、一見何気ない小窓に見えますが、広く深く、しかも明確、明瞭、歴然です。
この窓からさまざまな合図を送ることも可能です。国を動かし、地球環境を左右することもできます。』

『主体はいのち。いのちを守るため、いのちを丁寧に生きるため、人間の限界を知り、
自然の法則を知り、風土とともに生きてほしいと願っています。』

(『慎みを食卓に』より)

地球的慎みとして、各分野の大人たちが分析をしなければならないとき、
”食は地に足のついた分野”でそこから他の分野に呼びかけもできるという考え、心強いな。

ただ伝統を重んじたり、”昔は良かった・・・”と懐古的に嘆くのではなくて、
地球環境の変化に対処するため、新たな食文化の組み立て作業が課題という考え方。
過去に食べてきた身近な自然を、異文化で洗い直し、現代の新しい視点で食べること。
私には、まだすっと理解するのが難しい課題だけれど、これって大切なことだと思う。


いくつか気になったキーワード

”風土とともに生きる”
”食文化は風土の突出部そのもの”
”身近な自然で食まわりを調える”

『食』というものは奥深い。

不便な状況というのが嫌いではないのは、そこから知恵や創造性が生まれるから。
食にまつわる先人の知恵というのは、クリエイティブで聡明で楽しい。
動物的なまでに生きることに素直に前向きだなと思います。

その土地柄で生きやすくある為、孫繁栄させる為、
そこには創意工夫があって面白いです。

で、今はやっぱり情報社会の便利さを追求する世の中で、
それはそれで、変化に対して柔軟さをも持って、けれど自然の法則の中で新たな食文化を構築する。
そういうのも大切なのだろうと思って、わくわくするのでした。


トップ画像は
裏庭から摘んで乾燥させたヨモギを煮出しているとき、
これは化粧水となりました。

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