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2010年5月23日 (日)

退院

家族や皆に心配をおかけしました。
19日に無事退院しましたこと、ご報告です。

メルボルンにいる皆までが、心配をしてくれていたことなども知りました。
一人ひとりにお礼の連絡をできないのでここで改めて・・・。
本当にありがとうございました。心から感謝です。


5月いっぱいは無理せず、様子を見ながら過ごそうと思います。
今は後遺症とは別と思うのですが、耳に閉塞感と低音の難聴があって、
内耳的な要因と診断があり、こちらも並行して治療していきます。

疲れやストレス的なものが主な原因であるのだろうと思っているので、
日常生活にそれ程支障があるわけではないので、経過をみようと思います。


日ごろ気をつけているからこれくらいの無理は大丈夫・・・
そうは思っても体は正直で、無理がたたるというのは、こういうこと。
身を持って体験しました。


私なりにいま消化できた今回の事など、
長くなると思うのですけど。

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病気の発端は、まさしく過労とストレスが大きな要因です。
それによって抵抗力と免疫力が低下してヘルペスを発症し、
そのウイルスが脳を覆う髄膜に感染し、髄膜の炎症が起こりました。
ウイルスによる髄膜炎での入院です。

首の硬直も起こるそうですが、頭痛と熱で体の節々も痛かったので気づきませんでした。
初期症状は風邪のようなので、見逃しやすいそうです。

普段の私なら、症状の異変に気づいたら、グーグルして調べてたのだろうけど、
体が衰弱しきって、座ることも音もテレビの画面ですら苦痛で、
なんとなく脳裏をかすめたようにも思うのですけど、
インフルエンザか何かのウイルス感染かと思っていました。


初めの内科では風邪と診断され、栄養点滴を受けて、
鎮痛剤、抗ウイルス剤、漢方薬の処方がありました。
けれど、風邪とは違うというなんだか確信があったので、
なるべく薬に頼らず水分補給にだけ気をつけてただただ横になっていました。

ただ頭痛が激しくて、翌々日の夜には脳圧で嘔吐があったり、
もう無理!と思って時折飲んだ鎮痛剤も気休め程度しかきかなかった為、
とりあえず、どうでもいいから頭痛をどうにかしないと食べることも寝ることもでき
ていないので体力がもたないだろうなと思ってました。

家では、母が自然食品店で買ってきてくれた栄養剤や玄心(玄米を深く炒った食養のお茶)、
熱さましとなる豆腐パスターや青菜などで介護してくれていて、玄心は飲むたびに
苦味がかわって症状と連鎖して起こっていたりで、不思議でした。


翌日は日曜日だった為、救急病院に連れて行ってもらい、また風邪だと診断を
受けましたが、風邪の自覚症状が全くなかったのと、今までの熱や風邪の
症状とは違うので、納得できなくて、激しい頭痛のことを説明したら、そこで髄膜炎の
可能性もあるので、翌日もう一度検査を受けるようにと話されていた記憶があります。

日が明けるのを待って、再び同じ病院の神経内科で診てもらい、CTスキャンと血液検査と
髄液検査を受けてそのまま入院となりました。
2度目に訪れた時は、さすがに髄膜炎と疑ったそうです。


ベッドの上で既に意識は朦朧としていましたけど、原因がわかって少しほっとしたように思います。
体が動かせず、ベッドのまま病室に運ばれていったのですけど、途中、途中はあまり記憶がないです。


10日間の入院では抗ウイルス系やステロイドの点滴にずっと繋がれてましたけれど、
徐々に食欲もでてきて、日に日に体が回復に向かっているのは実感できました。

なんとなく、それはまさしく日に日に・・・って感じで回復力って面白いなと思い。
入院した病院は、皆さん親切で、清潔で、布団もかわいくて、ご飯も色々工夫があって美味しく、
管理栄養士さんがリクエストを聞きにきてくれて、メニューに加えてくれたりなど、
とても安心感がありリラックスして過ごせました。


5月6日くらいから、卵、乳製品、肉(特にお肉は匂いも見るのも)を体が受け付けなく
なっていたので、入院初期は林檎とリンゴジュースばかり、あんなに林檎ジュースを
飲んだのは生まれて初めてです。

体がびっくりしてか、途中不正出血になったり、低血圧が続いたり、シャワーを浴びたような寝汗
が続いたり・・・などもありましたが、これも体のサインだろうと思い、今後の何かの参考の為に
入院2日目くらいより、微熱が発生した5月5日にさかのぼって、そこから毎日の症状の
記録を、なるべく細かく手帳に書き込んでいます。


また、去年の12月からの体の変化やサインを思い出して、書き出していったのですが
これだけの体のサインをなんで見逃していたのか・・・ととっても反省しました。
そして、それに意識を向けれない程、余裕のない日々をおくっていたことが
改めて実感させられました。


ここ数日は気づいたことはなんでも手帳に書き込んでいます。
過去10年くらいにさかのぼって、変化やライフスタイルを思い出しながら
まとめて行くと、面白い変化もあり、自分の体を客観的にみるということは、
なかなか難しいのですが、こうして見える化することによって大きな参考になっています。


『病気になったのも、何かの意味があるよ』・・・と入院中数人の友人からメッセージがありました。
貴重な経験のひとつになったことには変わりはなく。
少しづつだけれど、色々なことを私なりに気づけてきてるようにも思い。

同じ病室のおばあさんが、痛みは神様からのメッセージだから、
現代の人は、我慢をしたり治療が遅れたり・・・と見逃すことの怖さを教えてくれました。
『話を聞いてるとあなたは賢いし、早くに治療を受けて大事に至らなかったから本当良かったのよ』
と話かけてきてくれましたが、過労とストレスは自己管理が大切・・・本当に賢かったら、
もっと自分の体と向き合った生活をしていただろうと思います。


仕事で無理を強いられていたとき、ストレスが多かったり、体力的に無理をしているのが
分っていたのに、その状況をどうにかしないと、その環境や自分自身にも負けるようで、
それが更に自分に重圧をかけていたのだろうと思います。

結局頑張りすぎることは、自慢でも褒められることでもなんでもないのですよね。
ペースを保ちながらバランスよく、です。

そんな気づいたことや思ったことも、人間はすぐに忘れてしまうので、
また都度、コリコリコリコリ・・・メモをとってまた読み返せるようにしまっています。
食べ物はもちろんのことですが、睡眠、休息の大切さを痛感しました。

メルボルンで元気に健康に暮らせていたのは、ライフスタイルや環境が体に馴染んでいて、
鍼や漢方、ヨガや食生活、疲れやストレスを溜めこまないように・・・と日々気を配っていたから。
国をまたいでの環境の変化には、時間がかかっても、気長にゆるりと馴染んでいかないと
いけないのかもしれません。初めてオーストラリアに渡った時の10代とは柔軟性が違うのです。


私と同じようになってしまったり、知らず知らず生活習慣病を抱え込んでしまう現代人は
とっても多いと思います。
『自分は大丈夫!』と思わないで、体が出してくれるサインに目を向けて、
そして自分の体と客観的に向き合ってもらいたいな。
それはマクロビオティックに通じる、健やかに生きていく知恵でもあると思います。
ベルトをゆるめるような気持を自分にも他人にももつようにすること、
それも必要な努力なのかもしれない。

自分を労わる意識をもったり、気づきを持つ人が増えれば、世の中にある
多くの病気や疾患は沢山防げると思う。
病院やお薬は私たちを助けてくれる大きな存在だけれど、魔法でも神様でもない。
そこには必ず自分の中から生み出した原因があるのだから、それを見逃さないで
未病の段階で予防出来たら、それが一番!


そんなことを思った今回の出来事でした。

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コメント

こんにちは。
久しぶりですが、ずっとYukikoさんのご活躍を読ませてもらってました。
入院のこと驚きました。
Yukikoさんの健康に対する前向きな考えはとても共感できます。
体を癒していくのには健康な精神が必要ですよね。
ゆっくり休んでください。
一日も早く健康が取り戻せますように。

投稿: yoko@paddington | 2010年5月25日 (火) 19時31分

おなじく私も読ませてもらっています。(Hello yoko さん!)
久しぶりに覗いてみたら入院されてたんですね。  無事に退院されたそうでほっとしました。 

日記を読ませてもらい、気をつけていると思っているけれど、まだ出来ることがあるなと思い直しました。 こちら(ブリスベン)は朝晩冷え込むようになり、日中あついと思うことがあり、そのままの格好で
夕方を過ぎるともう遅し。 夜にはぞくっとします。 そんなちょっとしたことでも毎日気をつけていかないと、そう、10台、さらに20台のときとは体が違いますよね。  

ゆっくり休養なさってください。 

PS 雑草とも言われる蓬、ブリスベンでも大切に大切に育てています。
蓬団子を夢見て。 

投稿: momo | 2010年5月26日 (水) 09時50分

yoko さん

こんにちは、ありがとうございます。
本当、そうなんですね。体を癒していくには健康な精神。
『健全なる精神は健全なる身体に宿る』とも言うように
心と体は一体ですものね。
ゆとりを持つ=怠けていると勘違いされ易い社会の中で、
癒しが増えればいいなと思います。

投稿: yukibean | 2010年5月26日 (水) 11時47分

momoさん、こんにちは!

お気遣いありがとうございます。
日中の気温の変化、どうぞ気をつけてくださいね。
『風邪は万病の元』というけれど、ウイルスに負けない
免疫力があれば風邪はひかないですものね。
そしてヘルシー=ハッピーです。

蓬、ブリスベンでも育ててらっしゃるのですね。
生命力の強い植物ですよね。
ヨモギ団子!大好きです。沢山育ちますように。

投稿: yukibean | 2010年5月26日 (水) 12時01分

ゆっこちゃんー。ほんま退院できてよかったよー。
わいも聞いてどっきりしたよー。
ゆっこちゃん、考えるとすっごい突っ走ってどわーーーーーって行くところがあるっぽいから、
帰ってまたリバースカルチャーショックでどわーーーって頭に気が行き過ぎたりしたんやろうか、と
思ったよ。体があっての生活、暮らしだもんね。

とりあえずゆっくりじっくり養生してねー♡

投稿: ponzu | 2010年5月26日 (水) 16時45分

Ponzuちゃん

心配おかけしました・・・ありがとうね。
うん、なんか本当そんな感じ。
そういえば頭が冴えて、眠れない日もいっぱいあったよ。

2カ月以上、毎日17時間以上とか働かないといけない環境もあって、
でも途中で辞めたくなくて、理不尽な状況や意識改革をしたくて、
社長や派閥派のグループと戦ってみたり。
リバースカルチャーショックが大きかったんだけど、その中で
どうやって自分のアイデンティティーをぶつけて、相手に理解
してもらおうか、って悩んだ。

でも、トータルお釣りがくるくらい沢山の事学べる機会になったよ。
壁にぶつかると、こんなにも学べるのだなあと改めて思った!

ペースを保ってぼちぼちやるね。


投稿: yukibean | 2010年5月27日 (木) 15時35分

ゆきこさん、ゆっくり静養されてますか?最初、病気のこと聞いたときはびっくりしたけど、退院おめでとう。
姫路でお会いした後だったので、びっくりしました。でもあの時がストレスのピークだったのかもね。そんなことに気がつかなくて、ごめんなさい。私もお友達が言われいるようにココで入院するような病気になったのは、意味があり、一息して修正する必要があったからだと思う。今はご両親の元でゆっくり静養してくださいね。

投稿: Satoko | 2010年5月30日 (日) 17時44分

satoko san

こんにちは、メッセージありがとうございます!
徐々に日常生活に戻し始め、ペースも戻ってきました。
一旦リセットして、またぼちぼちやっていきます。
家でゆっくりしてると、なんだかダメ人間みたいな気分に
なってきますけど、わりかし半分開き直ってます。
これからやってみたいこと、いくつかありますけど、ちょっとづつ・・・で
今の時期は料理やマクロの学習に集中したいです。

投稿: yukibean | 2010年5月30日 (日) 23時27分

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